人体の影響

短期的影響の場合

熱傷

原爆の熱線には強烈な赤外線・紫外線・放射線が含まれており、約600m離れたところでも2,000度以上に達していたと見られている。爆心地から1km以内では5度の重い熱傷を生じ表皮は炭化してしまい、皮膚は剥がれて垂れ下がってしまう。熱線による被害は3.5kmの距離にまで及ぶこととなり、また熱線にて発火した家屋の火災による第2次熱傷を受けた者もいる。爆心地から1km以内で屋外被爆したものは重い熱傷のため、7日間で90%以上が死亡してしまっている。爆心から20km離れた呉の海軍基地や可部地区や大野地区では、戸外に出ていた人は熱傷を負わずとも、『熱い』と感じている。

!さよなら原発!

外傷

原爆の爆風により破壊された建物のガラスや建築材などが散弾状となって全身に突き刺さって重傷を負うものが多数出た。戦後何十年も経過した後に体内からこのときのガラス片が見つかるといった例もある。

爆風により人間自体が吹き飛ばされて構造物などに叩きつけられ全身的な打撲傷を負ったり、内臓器官などが体外に飛び出している者もいた。こうした被害を受けたものの大半が死亡してしまう。

放射能症

爆心地における放射線量は、γ線103シーベルト、中性子線141シーベルト、また爆心地500m地点ではγ線28シーベルト、中性子線31.5シーベルトと推定されている。即ち、この圏内の被爆者は致死量の放射線を浴びており、即死ないし1ヶ月以内に大半が死亡した。爆心地5km以内で放射線を浴びた被爆者は急性放射線症を発症する事になる。

急性放射線症では、細胞分裂の周期が短い細胞よりなる造血組織・生殖組織・腸管組織が傷害を受けやすくなっている。

症状としては、悪心・嘔吐・食思不振・下痢・発熱から始まって、さらに被爆から2週間後ごろに放射能症に特徴的な脱毛が発生する。20日が過ぎた頃より皮下出血班、口腔喉頭病巣を生じる。大量の放射線によって骨髄・リンパ腺が破壊され、白血球・血小板の減少など血液障害を起こしてしまう。

長期的影響の場合

肉体的影響

熱傷・ケロイド

爆心地から2km以内で被爆したものは高度から中度の熱傷が生じたが、2km以遠で被爆したものは軽度の熱傷にとどまり、治癒に要した期間も短かった。ところが3,4ヶ月経った頃、熱傷を受けても一旦平癒した部位にこの頃から異変が生じ始める。熱傷部組織の自己修復が過剰に起こり、不規則に皮膚面が隆起してしまう、いわゆるケロイドが生じてしまう。ケロイドは外科手術によって切除しても、しばしば再発することもある。

放射線症

大量の放射線を浴びた被爆者は、高確率で白血病を発症する。この頃、白血病は治療法のない代表的に不治の病としての例でもあるように、発祥した患者のほとんどが命を落とすことになった。広島の被爆者の場合、慢性骨髄瀬白血病が多く、白血病発症率は被爆線量にほぼ比例している。

精神的影響

心的外傷後ストレス障害など

被爆者は原爆によって直接もたらされたサバイバーズ・ギルド、心的外傷後ストレス障害だけではなく、戦後に起こった被爆者差別を生み出してしまったことによって、被爆者達は長く苦しめられることになってしまう。当時は原爆や放射能、放射線に対しての情報が少なかったこともあり、日本国民の間でこうした意識が生まれてしまったと考えられている。戦後暫くの間は『放射能を移す存在』、もしくは『奇異の対象』として扱われることも多く、被爆者の生活に深刻な影響をもたらすことになってしまう。このため、被爆者達は自分が患者であることをひた隠しにしなければいけないこともあり、心をすり減らす日々を送ることを余儀なくされてしまうのであった。

原爆のことを『ピカドン』とも言っているが、この『ピカ』は被爆者を示す差別語ともなっていった。その後当時の報道機関が原爆に対しての正しい情報を提供していなかったことを踏まえて、2010年に日本放送協会は国民の間に広く蔓延したために被爆者に対しての誤った認識を持つことになったと分析し、過去に存在した被爆者差別とその実態について発表した。

現在でも、こうした被爆者の一部が今でもPTSDの症状をわずらっていることも分かっており、その傷跡がいかに大きいのかを示すことになった。

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次世代への影響

胎内被曝

母親の胎内で被爆することを意味しており、体内被曝により、小頭症を発症する者もいた。また脳のみならず、身体にも発育遅延が認められ、これらが致命的である場合は、成人前に死亡してしまう。

被爆二世・三世の白血病高発症率

『公式見解』では被爆に姓・賛成については、長年にわたって健康への影響という遺伝的影響はないとされていた。しかしこうした公式発表に対して長年疑問に持っていた声も多く、各大学においてはその件に関して調査・研究が続けられていた。2012年6月3日、長崎原爆資料館で開催された第53原子爆弾後障害研究会、広島鎌田七男名誉教授らによる「広島原爆被爆者の子どもにおける白血病発生について」の研究結果発表では、被爆二世の白血病発症率が高く、特に両親共に被爆者の場合に白血病発症率が高いことを、50年にわたる緻密な臨床統計結果によって示されることになる。これは遺伝的な影響に関しては少なからず否定できないこともあるということを証明した瞬間でもあった。、